Googleアナリティクスはしっかりと分析できていますか?
PV数を見て一喜一憂するツールになっていませんか?
色々な分析ポイントがありますが、ごっちゃになって理解した気になっている人が多いのが「直帰率」と「離脱率」の違いについてです。
どちらの数字も
- サイトのアクセスアップ
- 収益
に密接に関わってくるので、しっかりと意味を理解しておきましょう!
意味の理解なくして正確な分析はできない
正確な分析なくして戦略は練れない
戦略なくして結果はついてこない
僕の場合は3ヶ月目にしてようやく直帰率と離脱率の違いを理解しました。
なので、今思えばリライトの仕方も見当外れなことが多かったですね…(汗)
僕と同じ失敗をしないように、この機会に直帰率と離脱率の違いや分析ポイントをしっかり理解してくださいね!
<今回の内容>
①直帰率と離脱率の違い
②読者が離脱する9つの理由
③直帰率の目安は?
④直帰率の分析の仕方は?
(目安読了時間:5分)
タップできる【目次】
直帰率とは?
直帰率は「1セッションで1PVしかない訪問」のことです。
セッションとは、ユーザーがwebページを表示してから離脱するまでの一連の流れのことで、図で表すとこんな感じです。
つまり直帰率は、
「ページA」「ページB」「ページC」のどれか1ページのみでアクセスが終わった訪問者はどれくらいの割合でいるの?という目安です。
計算式にすると、「直帰したセッション数÷全てのセッション数」で直帰率を出せます。
ex)
ある期間に100セッションあって直帰率が90%だったら、90セッション(90人)が2ページ目に行かずに離脱しているということです。
Googleのシステム的に、30分以上何もしないまま放置をするとセッションが終了します。
31分目に2ページ目に飛んでも、これは別セッション扱い。
また、午前0時でもセッションは区切られます。
離脱率とは?
直帰率とごっちゃになって理解している人が多い「離脱率」ですが、これも簡単な話です。
たとえばですが、こんな誘導文とリンクがあったとします↓
ASPっていくつ登録していますか?
同じ案件でもASP毎で報酬単価が2倍ほど違ったり、そのASPのみで案件を独占的に抱えているケースも多いです。
なので、ASPの登録数が少ないだけで収益が上がらない可能性もあるんですが、ご自身で全てのASPをリサーチするのは大変だと思います。
そこで、「独占案件が多い」「報酬単価が高い」ASPをまとめたので、参考にしてみて下さい!
この誘導文とリンクを載せた記事の離脱率が仮に80%だとすると、5人に4人はこのリンクに飛ばずにサイトから離れたことになります。
直帰率・・・1ページ目から2ページ目に進まない人がどれくらいいるか。
離脱率・・・そのページを最後のページにした人がどれくらいいるか。
直帰率と離脱率の違いは、こんなかんじです。
直帰率も離脱率も「高い=悪」ではない
たとえばですが、セールスページには余計なリンクを入れないですよね?
「商品購入リンク」以外の導線(リンク)を作ると、必然とページ訪問者の購入率は下がってしまうので、ブログ回遊目的の導線は作らないのが普通です。
そのため、セールスページに検索エンジンからアクセスされれば直帰率は高くなりますし、他の記事から誘導すれば離脱率は高くなります。
とはいえ、直帰率や離脱率が高いことを気にする必要がある場合もあります。
仮に、セールスページへのリンクを貼ったのに離脱率が90%だったとしたら、セールスページに飛んだのはたったの10人に1人になります。
報酬単価500円のセールスページの成約率が5%だったらどうしますか?
200人のアクセス
➡ 20人がセールスページに飛ぶ
➡ 1人が購入
500円を得るために200アクセス、1万円を得るには40,000アクセスが必要になってきます。
これは現実的ではないので、リンクへの誘導文を改善して離脱率を下げるにはどうするか?を考えるべきですね。
かならずどこかのページで読者は離脱します。
なので、離脱率や直帰率が高いことが悪いわけではないですが、高いページの「滞在時間」は見るようにしましょう。
滞在時間が低く離脱率も高いと、その記事はリライトの必要性がかなり高いです。
なぜ直帰?なぜ離脱?
なぜ読者がページから離脱するのか?
これを考えることは非常に大切です。
ここでは、一般的に読者がページから離れる際の主な理由を挙げていきます。
あなたのサイトに当て嵌まっていないか照らし合わせてみて下さい!
ファーストビュー
記事に対する第一印象ですね。
- 謎のヘッダー画像
- ブログデザインが奇抜・暗い
- 記事の一番上に宣伝告知(メルマガ、セールスページへのリンクなど)
結構こんなブログが多いです。
読者からするとこれだけでストレスになるので、他のサイトに移動したくなります。
読み込み速度
WordPress(ワードプレス)の場合、プラグインを過剰に入れているとサイトが重くなります。
はてなやアメブロだと、記事中の画像の容量が影響したりします。
ブログの処理速度を測れるサイトをご紹介しておきますので、使ってみて下さい。1分で調べられます。
僕の場合は「モバイル=45」「PC=99」でした。
内部リンクの数
コンテンツ(記事の量)が少ない内は仕方ないですが、関連性のある記事はどんどんリンクを貼って紹介するべきです。
他の記事への導線がなければ、そりゃアクセスは増えません。
「ホームボタン」や「カテゴリー」から他の記事にアクセスして貰うのは、想像以上に少ないので期待するのは辞めましょう。
ちなみに、WordPress(ワードプレス)の場合だと、設定をしないと内部リンクを貼る度にメールが届きます。
結構頻繁に来て煩わしいので、あらかじめ通知設定をしておくと便利です。
文字サイズ
文字サイズが小さいブログが多すぎます。
文字が小さいと基本的に読み飛ばされますし、ブログ全ての記事を敬遠されます。
わざわざストレスを抱えながら文章を読みたい人は少ないですよね?
最低でも文字サイズは16pxにしましょう。
文字の強調
文字の強調は少なすぎても多すぎても不快に思われます。
強調が少ないケースでは「強調=太字」ばかりなブログが多いですね。
印象としては、はてなユーザーに多めです。
また、
- 太字
- 赤色
- 青色
- 赤マーカー
- 黄マーカー
- 青マーカー
とやたら強調の種類を変える人もいますが、カラフル過ぎて読者はストレスを抱えます。
赤色とマーカー(1色)の2種類くらいで十分。追加してもあと1種類ほどに抑えるべきです。
画像量と質
画像はやはり適度には必要です。
記事にメリハリがつきますし、文章の補足にもなりますからね。
文章に合った画像を使うことで、記事の質が上がり読者の満足度も向上します。
WordPress(ワードプレス)向けの画像に関する記事も紹介しとくので、必要であれば覗いてみて下さい
➡WordPress画像の初心者用解説(挿入、サイズ、編集、優良素材)
テキスト量
テキストは最低1500~2000字は欲しいところです。
また、読者の疑問に応えるようにコンテンツを作成した場合、自然とそれくらいの文字数になると思います。
とはいえ、逆に5000~7000字まで行くと気を付けたほうがいいです。
1記事で纏まりすぎて他の記事に行く必要がないですし、文字数が多いので読むのに疲れて離脱してしまいます。
1つのテーマを2つの中テーマに分けることで、サイトの回遊率をあげましょう!
デバイス最適化
ブログ記事を作成する場合、PCメインで作業する方が殆どだと思います。
ただ、WordPress(ワードプレス)でグラフを作ってみたりすると分かるんですが、スマホで見ると右端が見切れているケースがあります(汗)
PC・スマホどちらでも記事をチェックする習慣をつけましょう!
ブログカード
他の記事への導線を作るとき、ブログカードのみになっていませんか?
アフィリエイトにおすすめのASPを徹底比較。とりあえず6個は必須です。
賛否両論はありますが、テキストリンクの方がブログカードよりクリック率が高い事が多いです。
ブログカードって見栄えはいいんですが、アイキャッチ画像に依存しがちですし、ぱっと見は広告に見えるので敬遠されるんですよね。
普段ブログカードばかり使っているなら、テキストリンクの比率を増やしてみましょう!
【まとめ】直帰率の目安は?
先程のセールスページの所で書きましたが、直帰率が高いことが必ずしも悪いわけではありません。
とはいえ、一つの目安を作るなら、普通のサイトなら70~80%が平均値です。
(あくまで他サイトの直帰率を見た限り)
直帰率への対策として、コンテンツの量を増やすには時間がかかりますので、まずは読者の不満を解消することから始めていきましょう!
以上!「直帰率と離脱率の違いと目安」についてでした!