モラル・ライセンシングという人間心理をご存知でしょうか?
■目標を立てただけで満足しがち
■口だけで終わる事が多い
■継続して物事をやり切れない
■自分へのご褒美が多い
こんな人に是非見ていただきたい内容になってます。
自分では毎日進んでいるつもりでも、実は周りと比べて後退していたら怖くないですか?
そんな人間心理について、本日はご紹介します。
(目安読了時間:3分)
モラル・ライセンシングってなに?
「良いことをしたら悪いことをしてもいい」という人間心理で、実際は良いことをせずとも、良いことをしようとしただけでも効果があります。
この良いことは、世間的に「善」とされている行為です。
ex)
・ジムでトレーニング頑張ったのに、帰り道でコーラを飲んだ
・食事代を節約したのに、アプリに課金をしてしまった
・早起きをしようとしたのに昼過ぎまで爆睡
・昨日はブログを4000字書いたから今日は休み!
殺人事件のニュース後の広告
殺人事件のようなニュースが流れた直後に、企業のCMが流れると「これイメージ悪くなったりしないのかな?」と思いませんか?
実は、ここにもモラル・ライセンシングが出てくるんです。
殺人事件などのニュースで心を痛めるのは、一般的には「善」の行為ですよね?
だから、このニュースの後に出てくる広告に対しては抵抗が弱くなることが分かっていて、実際に購買意欲が高まるというデータも出てきます。
モラル・ライセンシングの原因
人間は道徳的に「善」でありたい欲求と、社会のルールに縛られず自由に生きたいという欲求を持っています。
相反する欲求ですので、ある時は「善」をある時は「自由」を優先。
しかも厄介なのが、無意識ではなく「自由の元」「道徳の元」という免罪符の元に自己正当化しちゃってます。
なので、今回はモラル・ライセンシングを意識的に防ぐ対策を覚えましょう。
対策
対策は主に2つあります。
■なぜ頑張っているのかを考える
■そのご褒美は繰り返されることを想像する
ダイエットを例に挙げてみます。
<ダイエットを始めた理由>
ダイエットを頑張ることで異性受けする体になり、夏に海に行ったときにカッコイイ男性/きれいな女性にナンパされたいから
<繰り返されるご褒美>
トレーニングの後にアイスを食べたとしたら、このアイスが300カロリーなら毎日繰り返せば1ヵ月で約1万カロリー。痩せるどころか逆に太りそう・・
この2つを意識することで、モラル・ライセンシングに逆らうことが出来るようになります。
「なぜ?」と「未来」の2つを考えてみましょう!
以上、モラル・ライセンシングについてでした!
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