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こう思って詳細をクリックしたことはありませんか?
実はこれ、カリギュラ効果と呼ばれる人間心理を利用してます。
カリギュラ効果は広告のキャッチコピーなどでよく利用されるので、知っておいて損はないですよ!
知らないと広告に踊らされるだけですからね。
むしろカリギュラ効果を学ぶことで、他人の興味を惹きつける「言葉のセンス」を身につけましょう!
また、今回の記事を書くにあたって、いくつかの論文を参考にしました。
リンクを載せておくので、興味があれば読んでみて下さい↓
<参考論文(PDF)>
カリギュラ効果とは?
隠されるほど見たくなる。禁止されるほどやりたくなる。
これがカリギュラ効果と呼ばれる人間心理です。
『自由を束縛されると激しく抵抗する』という人間の性質を表しています。
ちなみに、カリギュラ効果は『カリギュラ』という映画が由来です。
残忍なローマ帝国の皇帝を描いた映画なんですが、実態はハードコアポルノ。
過激すぎて一部の地域では公開禁止になるほどでした。。
しかし、逆にそのタブー視が世間で評判を呼び映画自体は大成功。
最終的には、心理学の用語として使われるまでになりました。
映画が気になる方はネットで調べてみて下さい!(見る価値があまりないB級映画ですが・・・)
カリギュラ効果の具体例
カリギュラ効果の具体例をいくつか挙げていきます!
誰かに説明する機会があれば、ぜひ利用してください。
童話
『パンドラの箱』や『鶴の恩返し』などが当てはまります。
登場人物が「開けてはダメ!」という言葉を無視して、結局は欲望に負けてしまいますよね。
「開けてはダメ」という自由の束縛が、かえって好奇心を引き立てています。
親
『ドラえもん』でのび太がよく言われてるやつですね。
僕もよく言われていました(笑)
「今やろうとしてたのに…」と思って、やる気が一気になくなるんですよねー。。
噂話
噂話でよくあるフレーズ。
そして、ここだけの話が「ここだけ」に収まることは稀ですよね。
たいていの場合は、気付けば拡散されています(笑)
テレビ
テレビでよくありますが、
- 「ピー」って音
- モザイク
で肝心の部分が分からない時がありますよね。
放送ルール上、流すことが出来ないんでしょうが、めっちゃ気になります
カリギュラ効果を実験してみた
カリギュラ効果についての実験を2つご紹介します。
実験①覗き穴
一つ目は、アメリカのテレビ番組で行われた実験です。
<実験手順>
- 通路に小さな穴を設置
- 穴の上には「覗かないでください」と張り紙
- 通行人がどれだけ覗くかを調査
この結果、100%の確率で穴を覗きました
単純な実験ですが、カリギュラ効果の凄さが分かると思います。
実験②ダイエット
ダイエットをしている人をターゲットにした実験です。
<実験手順>
- ダイエット参加者にファーストフードなどを禁ずる
- 禁止がダイエットにどれくらい影響するか?を調査
結果は驚きです。禁止をすると
- 食べたい欲が2倍に増加
- 実際に食べると、食事量が1.5倍に増加
禁止への反発が如実に表れていますね。。(カリギュラ効果)
カリギュラ効果を意図的に使う
カリギュラ効果は広告業界だと、非常にありふれた手法です。
- 心臓に悪いので見ないでください(ホラー)
- 悪用厳禁~~~(ノウハウ系)
- マル秘情報~~~(雑誌など)
などなど。
『広告の成功は60%が見出しで決まる』と言われているので、知っておくと役立ちますよ!
また、カリギュラ効果を意図的に利用する場合、禁止だけだと少し弱いです。
禁止に対する反発の矛先を作ってあげましょう。つまり、出口を用意します。
「マル秘情報!毎月1万円の不労所得を得る方法」
「誰にもばらさないなら、こっそりと教えちゃいます」
みたいな感じ。
「マル秘情報➡知りたい!」というストレスに対しての発散方法(情報入手)を作ってあげています。
先日投稿した「カクテルパーティー効果」の記事も読んでみて下さい。
そちらでも人を誘導する方法について書いています。
【関連記事】カクテルパーティー効果を具体例を交えて解説!無意識を操る誘導術
是非とも日常やビジネスの場でカリギュラ効果を使ってみて下さい!
また、最後におすすめの本を載せておきます!
- 文章で人を操りたい
- 広告に興味がある
- 人の心を動かすフレーズを思いつきたい
こんな方におすすめです~
以上、「カリギュラ効果ってなに?隠されると見たくなってしまう人間心理」でした!
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