ちょっと怪しい感じがする…
こんな疑問を持つ人って結構多いんですよね。
僕自身も初めて転職活動する時に全く同じことを思いました。
「え?求人募集してるのになんで非公開?怪しくね?」って。
ただ実際に転職活動をしてみると全くの逆。
「非公開求人」こそ好条件で転職するためのキーポイントでした。
転職するならドンドン活用した方が良いので、今回は非公開求人について解説していきます!
タップできる【目次】
非公開求人とは?
非公開求人とは転職エージェントに登録した人のみが見れる求人のことです。
一方で、公開求人はハローワーク/求人誌/求人情報サイトなどで誰でも見れる求人のことです。
恐らく殆どの方が「求人情報」で思い浮かべるのは公開求人の方だと思います。
ただ実は、今の転職業界は「業界全体の求人の内80%が非公開求人」と言われるほどで、僕達が普段見ている求人情報は極々一部でしかありません。
なので、好条件で転職している人はこの非公開求人経由で転職していることが多いんですね。
総合型転職エージェントの非公開求人を例にすると、これくらいの数を保有しています。
ご覧の通り、膨大な数が非公開求人として扱われています。
なので、「非公開求人は怪しそう!」って敬遠してると、それだけ自分の可能性を狭めることに繋がります…
なぜ非公開にするの?
ただもしかすると、こんな疑問を持つかもしれません↓
全員に公開した方が沢山応募が来て良いと思うんだけど…
ただ、企業がわざわざ非公開求人にするメリットはちゃんとあるんだよ!
ということで続いては、企業が公開求人ではなくあえて非公開求人にするメリットについて解説していきます。
これで納得が出来れば、安心してあなたも非公開求人を利用できるはずです。
企業があえて非公開求人にする理由
企業が求人情報を非公開にするメリットを2つご紹介します。
1.内緒で人材募集できる
公開求人を出すということは、企業情報を自ら公にバラすということでもあります。
なので、抵抗感を感じる企業が多いんですね。
そしてこの抵抗を感じる理由は、ポジティブ/ネガティブの両方のケースがあり、具体例をあげるとこんな感じです↓
■ポジティブな理由
新規プロジェクトを始めるので、出来るだけライバル企業にバレずに人材を集めたい
■ネガティブな理由
「あの企業はいつも求人を出してるから、万年人手不足なんだな…」と思われたくない、などのブラック企業の考え
ネガティブなパターンは最悪ですね。
転職エージェントもビジネスですし、担当者個人の売上成績もあるので、必ずしもブラック企業を紹介されないとは限りません。
これは担当者のスタンスや人間性によります。。
給料/有給消化/福利厚生などの待遇はよくても、人間関係が最悪だったとという、目に見えない部分もあったりしますからね。
なので、これから転職活動をする上で、自分自身でも企業情報を調べる習慣をつけておいた方が良いです。
「転職してから実態に気づく→もう一度転職活動」ってなったら、とんでもなく遠回りになるので。。。
企業情報を調べる手段としては「転職会議」がオススメです
「転職版2ch」みたいになってますが、情報源の一つとしては十分活用できます。
参考程度に利用してみて下さい!
\自分で情報収集をする/
2.大量募集を避けられる
もう一つのメリットがこちら。
公開求人だと応募数が大量に来るので、人材を選別する余裕がなくなります。
そうなると、「学歴」「職歴」みたいな基準で判断しがちになり、本当に優秀な人間を取り逃がすリスクが出てくるんですね。
こう思うかもですが、それはそれでこんなリスクがあります
こうなると金銭的、時間的ロスがとんでもないことになります。
なので、ある程度の能力的/人数的制限を設けるために、非公開求人というシステムを活用しているわけです。
あれ、おかしくない?
「非公開求人にすれば、ライバル企業にバレない」
「非公開求人にすれば、人数を絞れる」
勘の良い方だと、ここに引っかかるかもしれません。
何十万人も非公開求人を見てたら、他の企業に情報はバレるし、応募も沢山来るんじゃ…
実はこの部分こそ、転職活動で非公開求人を利用するデメリットになります。
なので、続いてはこちらを解説していきます!
非公開求人のデメリット
実は、転職エージェントに登録しても、全ての非公開求人を見れるわけではありません。
転職エージェントに登録すると各個人に担当者が付きます。
そして、その担当者が「スキル」「人間性」「職歴」などを見て、その人に合った非公開求人を紹介してくれます。
つまり逆を言えば、非公開求人を紹介するに値しないと判断されるケースもあるわけです。
ex)未経験業種希望で現在スキルなしの45歳
大手企業、外資系などの「好条件の求人」は非公開求人のケースが多いので、こうなると微妙な求人しか残らないんですよね。。
なので、自分の可能性が担当者に大きく依存しているのは、結構大きなデメリットかなと思っています。
ただ諦めないでください!
提案された非公開求人が少ない場合の対処法もこの後紹介するので、そちらも参考に転職活動を進めて下さい!
非公開求人が少ない場合の2つの対処法
対処法は2つあります。
1.転職サイトを利用する
未経験の業種/自分には少し敷居が高い企業へチャレンジしたい時は、転職サイトを使うのがおすすめです。
転職エージェントでは紹介された求人の中から選ぶわけですが、転職サイトではそんな制限がないですからね。
なので、転職エージェントで情報収集しつつ、転職サイトで求人を探してガツガツと応募する。
難易度は少し高めですが是非試してみて下さい!
「リクナビNEXT」などの大手転職サイトに登録しておいて、隙間時間で希望求人の応募条件などをチェックしておくといいです。
\業界最大規模の転職サイト/
2.とりあえず転職して経験値を積む
非公開求人が貰えない→良い求人がなくて悩む→ズルズルと時間が過ぎる→焦って妥協して後悔する
結構よくあるパターンですね。
で、ここでダメなのは「時間をかけた上で妥協すること」です。
だから後悔します。
なのでこんな時は(特に未経験業種にチャレンジする時)、最初から良い条件で転職するのを諦めるのも一つの手です。
そもそも未経験とかスキル不足なのに、高望みするのが無謀なんですよね。
まずは多少給料が安くてもスキルを磨ける職場に転職する。
そして2~3年の期限を定めた上でそこまでに自分を出来るだけ成長させて、次の転職でキャリアアップを目指す。
こうすれば次こそ間違いなく、条件の良い非公開求人を紹介してくれます。
「未経験の転職」に強い転職エージェントをいくつか載せておくので、2~3社程度試しに登録してみて下さい。
スキルアップできる職場が希望と伝えれば、様々な求人を提示してくれます。
非公開求人のメリット
続いては、転職希望者が非公開求人を利用するメリットについて解説します。
好条件の求人が多い
転職エージェントは、転職サイトのような求人掲載料はかからず、転職が決まった時のみ報酬を支払うビジネスモデルです。
なので企業から見たらコスパがいいんですよね。
だから、条件が良い大手企業は転職エージェントに求人をどんどん出します。
そして、先ほど説明した理由から、公開求人ではなく非公開求人として優秀な人材を募集します。
離職率が低い
紹介した人が数か月以内に退職してしまった場合、転職エージェントは企業に紹介料の何割かを返す必要があります。
なので、転職エージェントは出来るだけ離職率を下げるために、求職者の希望(年収、待遇、仕事内容など)を叶えようと努力してくれます。
キャリアアップに向いている
先ほど説明しましたが、公開求人にすると半端ない数の応募が来ます。
なので下手に「幹部候補」「高年収」の公開求人を出せません。
つまり、転職エージェントをサラッと見ただけでは、自分の希望する求人は少ない可能性が高いってことです。
担当者のお眼鏡にかなうことで、キャリアアップに繋がる非公開求人を紹介してくれます。
ちなみに、キャリアアップに強い転職エージェントはこちらです↓
キャリアアップを狙ってる人は参考にしてください。
【重要】担当者に気に入られろ!
最後に一つアドバイスです。
転職エージェントを利用するなら、あの手この手で担当者に気に入られる努力をしましょう!
能力とか職歴も勿論大事なんですが、担当者も人間です。
嫌いな奴をそこまで応援してくれません。
それに人間は、気に入っている相手のことを過大評価する傾向にあります。
つまり、現時点で能力が足らなくても、将来性にフォーカスして企業に売り込みをしてくれる可能性が出てきます!
全求人の80%が非公開求人と言われている中で、非公開求人を利用できないのは致命的ですからね。
別記事にて『他人からの好感度を上げる方法』について解説してますので、そちらも併せて参考にしてください。
追伸
最後におすすめの転職エージェントを改めて載せておきます。
どこも非公開求人数が多く、企業への営業力も強いので、登録しておいて損はないかと思います!
転職成功者の90%が3社以上に登録しているので、気になるサイトはドンドン登録しておきましょう。
以上『非公開求人とは?【公開しない理由やメリット、デメリットも解説!】』でした!
非公開求人を上手く活用して、転職活動を頑張ってくださいね。