具体的にはこんな悩みです↓
・自己PRで何を話したらいいか分からない
・自己PRに使える強味なんかない
・周りの人間が実績ある人ばかりで、面接で勝てる気がしない
転職経験が2回あり、心理学の論文を毎日1個読んでいます。
今回は就活生/転職活動中の人向けに、ハーバード大学の研究の”面接に受かりやすい自己PRの答え方”についてご紹介します。
面接を受ける95%の人が、自己PRに悩むんじゃないですかね。
全員が面接官に語れるほどの実績を持っているわけでもないですしね。
ただ先に結論を言うと、自己PRで大事なのは”実績”ではないので、実績がなくても絶望しなくてOKです。
詳しくは記事後半にて解説します。
また、今回紹介する論文は、面接だけでなく自分の能力を魅力的にアピールしたい時ならいつでも使えます。
ex)社内で大きな仕事を任せてもらいたい時
なので、面接に受かった後も、日常的に活用してください!
タップできる【目次】
自己紹介と自己PRの違い
面接をする際に「自己紹介」「自己PR」の両方を求められます。
勘違いしている方が時折いらっしゃるので、まずはそれぞれの認識をハッキリさせておきましょう!
自己紹介とは
自己紹介は名前の通り、自分を知って貰うための挨拶です。
氏名/学歴/職歴/趣味などを1分程度で簡潔に話します。
時折、自己紹介の中に自己PRを混ぜている方がいますが、これは絶対に辞めておきましょう!
面接官からしたら、自己紹介は”第一印象”を図るための軽いジャブですからね。
ただ、第一印象はかなり重要なポイントでもあるので、第一印象を良くする努力はしておきましょう。
自己PRとは
就活でも転職でも、面接を受ける人間は”セールスマン”であり”商品”でもあるわけです。
自分という商品を、自分で売り込みをしなくてはいけません。
つまり、面接というのは企業に自分を売り込むためのプレゼンの場ってことです
なので自己PRでは、商品(自分)がより魅力的に思える答え方をしなくてはいけません。
これについては、記事後半にて”ハーバード大学の論文”を参考に解説しますので、そちらを参考にしてください!
面接官が自己PRを求める3つの理由
続いては、「面接で自己PRを求められる3つの理由」について解説します。
「なぜ?」を知らずに、それに見合った回答をすることは出来ないですからね。
最低限押さえておきましょう!
1.会社が求めるスキルを持っているか?
たとえば、コンサルタントを例に挙げると、仕事内容としては”顧客の売上UP”になります。
売上を上げるためには、様々な数字を分析する必要があるので、論理的思考力が不可欠。
なので面接官は「ある程度の論理的思考力」を、採用の最低条件にしてるわけです。
企業にとって自己PRは、自分たちの希望条件とミスマッチがないかを確認する作業でもあります。
2.嘘がないかをチェック
また、自己PRにはウソをついてないかをチェックする意味合いもあります。
面接を受けに来た人の中には、自分を良く見せたいが為にウソをついてしまう方が少なからずいるんですよね。
そんな時、長所のレベルを深掘りすることで、ウソかどうかを見分ける一つの指標にすることが出来ます。
嘘をついていたら、論理的に具体的に説明することは出来ないですからね。
3.人間性/価値観に問題がないか?
個人のスキルがいかに高くても限界があるので、ビジネスはチームで行われることが多いです。
そして、いいチームを作り上げるには”人間関係”が重要になってきます。
なので、いくらあなたが優秀だとしても、人間性に欠陥がある場合は落とされてしまう可能性が高くなります
過去の実績を語るのは本当に正解なのか?
では、ここからが本題です。
自己PRは自分という”商品”がいかに魅力的かをプレゼンすることなので、誰もが過去の実績をアピールした方が良いと思っています。
では、実績がない人間は面接に受からないのか?と考えると、そういう訳でもありませんよね。
実績がなくても大企業に採用される人間は多くいます。
なら具体的には何が決め手となっているのか。
これをハーバード大学が研究してくれました。
ハーバード大学の自己PR分析
2012年にハーバード大学が75人の学生を集めて、就活での面接を想定した実験を行いました。
この実験では、学生を2つのグループに分け、どのように自己PRすれば面接官に”魅力的な人物”と映るかを調べています。
面接官役の学生には様々な履歴書を提示され、自分が経営者ならば採用するかどうか、という質問をします。
そして、履歴書は以下2つのパターンに分かれています。
1.達成グループ
2年間専門的な仕事をしていて、リーダーシップテストも高得点。
実績もありテストの成績もいいタイプ
2.ポテンシャルグループ
仕事の実績はないけれど、リーダーシップテストは高得点をとっている。
実績はないが可能性はある人
普通に考えれば、前者の「実績も成績もいいタイプ」を採用したいと思いますよね。
2年間の経験があって、リーダーシップもあるなら、間違いなく即戦力になるはずです。
しかし、実際は後者の「ポテンシャルグループ」の方が人気がありました。
おすすめの自己PRの答え方は”可能性”
もちろん、実績があるに越したことはありません。
ただ、実績というのはあくまで”過去”の話。
面接官にとっては、その過去を自分の企業でどう活かすかという”未来”に興味があります。
なので、過去の実績を永遠とアピールするよりも、不確定だがワクワクするような未来を語った方が、面接官の関心を惹くことができるわけです。
未来を語る
ビジョンを語る
夢を語る
ビジネスプランを語る
独創的な視点を語る
何を自己PRするかは人によって違います。
でも、過去の実績ばかり語るのではなく、”可能性”を語ることで「こいつを採用したら面白そうだな」と面接官に思って貰えます!
まあ考えてみれば、実績=過去の自慢とも言えるので、そりゃ面接官からしたら退屈ですよね。
そして当然ですが、退屈ってことは、魅力的な人間には映りません。
【まとめ】面接に受かりやすい自己PRの答え方
最後にここまでの内容を振り返ります。
まずそもそも、自己PRを面接で求められる理由は、企業にとって「採用する価値があるのか?」を判断するためです。
ということは、普通に考えれば、過去の実績が十分な人を採用した方が良いに決まっています。
しかし、面接官も人間です。
過去の実績(自慢)ばかりを語る人には興味を持ちません。
不確かな未来だとしても、情熱やビジネスプラン、夢などを語る人を面白い/魅力的だと捉えます!
なので、最善の自己PRの答え方は、「可能性」「将来性」「未来」を語ることです。
過去の実績ばかりを主張するのは、絶対に辞めておきましょう!
また、この記事を読んでいるなら既にやっているかと思いますが、自己分析は絶対にやっておくべきです。
自分という”商品”をプレゼンする上では、自分への深い理解が不可欠。
一流のセールスマンは商品の細部まで熟知しているものですからね。
面接を成功させるセールスマンになりたいなら、早めにやっておきましょう!
就活生向け
■キミスカ
累計20万人利用のスカウト型就活サイト。
かなり正確な自己分析を、無料でやってくれます
転職向け
転職者の80%が利用する求人型転職サイト。
リクルート提供の本格的な自己分析が無料で出来る。
■ミイダス
自分の市場価値を分析してくれる、スカウト型転職サイト
極論を言えば、面接は”人間関係”です。
いかに面接官に好感を持ってもらえるかで合否の90%が決まります。
これを絶対に忘れずに、面接に臨んで下さい!
以上、『面接に受かりやすい自己PRの答え方【ハーバード大のカリスマ研究】』でした