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「ファインマン効果」と「流暢性の罠」が記憶の定着を妨げるのをご存知ですか?

読書と知識
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ど忘れした人
ど忘れした人
あ~!あれなんだっけ!?

喉まで出てるのに、思い出せないよ…

 

あなたはテスト中にこう思ったことはありませんか?

これは「ファインマン効果」「流暢性の罠」という記憶の定着を妨げる脳の性質によるものです。

 

他サイトを見ると難しく書いているものが多いので、当ブログでは簡潔に説明をしようと思います。

■テストの点数を20点あげたい

■勉強したことを1年後も覚えていたい

■同じ本を何回も読み返すのはもう嫌だ

 

こんな方に読んで欲しいです。

(目安読了時間:4~5分)

知識には2パターンある

読書と知識

 

知識には2種類あるのをご存知でしょうか?

1.認識レベル
なんとなーく見たことある程度の知識。

2.活用レベル
実際に日常や仕事に活用できる。他人に説明できる程度の知識。

 

断言できますが、ほとんどの人は「認識レベル」でしか知識を持っていません。

10時間かけて読んだ本の知識について1か月後に聞いてみると、大半の人が薄っすらとしか覚えていません。

 

あなたにも経験があるかと思います。

しかし、我々が目指すべきのは「活用レベル」の知識です。

 

今回はこのメカニズムと対策をご紹介しますので、是非習得していきましょう!

ファインマン効果

記憶のイメージ

ファインマンってだれ?

ここは流し見で大丈夫です(笑)

一応ファインマンさんの御紹介をしますので、気になる方だけこの部分をじっくりと読んでください。

■ノーベル物理学賞受賞(1965)

■28歳にして大学教授(1946)

■2度死ぬなんてまっぴらだ。つまんないからね。(生前最後の言葉)

■IBMのパソコンを購入しに行って、興奮のあまり躓いてビルの壁に頭を打ち付け大量出血(1984)

■ノーベル賞受賞の電話が、朝3時半にかかってきて、「今眠いんだ」と電話を切る。
あまりにも何度も電話がかかってくるのにうんざりして、受賞を断ろうとしたが、説得に応じて賞をもらった。

ファインマン効果

スピーチ

 

ファインマン博士は教えるのが非常に上手い方で、博士の講義は生徒から大人気でした。

しかし、大人気で分かりやすい講義にも関わらず、生徒の成績は全く上がらない結果に。

その原因は、ファインマン博士の講義が分かりやす過ぎるため、生徒が理解した気になり復習などを全く行わなかった、と言われています。

 

人間の記憶は20分で42%忘れます。

 

つまり、講義を聞いても20分後には半分近く忘れているんですね。

「脳は忘れることも仕事」なのを知っておきましょう!

流暢性の罠

「流暢性の罠」も「ファインマン効果」と似ています。

流暢性とは、人が情報(主に言語情報)を適切に、素早く、数多く処理し出力する能力・特性の事である。

 

Wikipediaにはこう書かれていますが、小難しいですね。

ここで知ってほしいのは「脳にはポンコツな一面もある」ということです。

教科書にマーカーでチェック

教科書にマーカー
教科書に蛍光ペンでマーカーを引いていた

 

テスト勉強でこんな経験はありませんか?

「流暢性の罠」はこの瞬間に現れるんです。

 

マーカーを引くとやはり印象に残りますよね?

そして、当人からすると「重要だ!覚えた!」となるわけです。

 

しかし、脳からするとマーカーした瞬間はあくまで認識をしただけで記憶にまで至ってないんですよね。

でも、当人は覚えたと思っている。

 

ここで脳みそはこう思います。

覚えたと思ってるならもう重要じゃないな!

 

この脳の勘違いが、再度勉強する機会を失くし、結局はテスト時には覚えていない悲劇に繋がっていきます。

3ステップで記憶の定着へ

知識集約型

ここまでで、以下2点を分かって頂けたかと思います。

・脳は忘れることが仕事
・脳は意外とポンコツ

 

なので、最後の章では記憶を定着させる3ステップをご紹介します。

是非実践してみましょう!

Step1.why?how?

・1560年桶狭間の戦い

・睡眠不足は集中力低下に繋がる

・三平方の定理

それぞれについて「なぜ」「どうやって」を説明できますか?

 

あえて掘り下げることで、脳が「これは重要だぞ!」と認識してくれます。

記憶の定着にもつながる上に知識の幅が広がっていくので、目安としては小学6年生が理解できるレベルまで掘り下げましょう!

そして、自分なりの言葉でメモに残していきます。

Step2.復習!復習!復習!

Step1であなたの手元にはあなたが作った「最高の教科書」が出来上がりましたね?

この教科書を復習すれば完璧です!

 

ここでは復習のポイントも2つご紹介しておきます。

・復習は2日後。2週間後。2か月後。

・復習は教科書を眺めるのでなく、クイズ形式などがおすすめ。

 

復習のタイミングは翌日、3日後、7日後、2週間後、1か月後……

なんて結構耳にしますが、ぶっちゃけそんな時間ないですよね?

そんなに数が多いと学習スピードがかなり低下するので、「2」のつくタイミング程度で十分です!

 

また、出来ればクイズ形式などで復習を行いましょう!

そうすることで、脳はより刺激されて記憶の定着率が格段に上がります。

Step3.Output

最後は、覚えたことを誰かに教えましょう!

友人でも家族でも構いません。また、ネット上で発信するでもOKです。

 

ここで大事なのは、自分の言葉で伝えることで知識を自分のものにすることです。

僕の場合は、Twitterとブログでこのアウトプットを行っています。

Twitterはすごいオススメなんで試してみてください!

【まとめ】ファインマン効果と流暢性の罠

いかがだったでしょうか?

■脳みそは意外とポンコツである

■記憶を定着させる3ステップ

 

この2つを今回知っていただけたと思います。

ちなみに、3つのステップを今説明できますか?

 

もし出来なければ、それが「ファインマン効果」であり「流暢性の罠」です。

再度見直して、3ステップを実践してみましょう!

 

以上「ファインマン効果」と「流暢性の罠」についてでした!

 

 

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