ホントに契約社員から正社員になれるのかな?
こんな疑問に回答していきます。
本記事の内容
・企業が正社員ではなく契約社員で採用する理由
・契約社員が正社員になれない理由
・労働法改正の意味があまりなかった
・契約社員が勘違いしている労働法の真実
・契約社員から正社員になる方法
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、実際に契約社員として働いています。
副業が忙しいので、正社員転職はしませんが、スカウトを実際に受けたりもしています。
リクナビNEXTなどの転職サイトを見ると、「正社員登用あり」と記載がある契約社員採用の求人が結構あります。
しかし現実としては、契約社員から正社員になれない人って結構多いんですよね。
そこで今回は、契約社員から正社員になる方法もご紹介させていただきます。
ちなみに先に結論を言うと、契約社員の方はなるたけ早く転職するべきだと思ってます
正社員になれない可能性が高いのに、僅かな可能性を信じて会社に尽くす。
でも結局、正社員になれませんでした。
働いていた期間は4年です。
こうなったら、まさに悲劇。
多くの時間を無駄にすることになります。
なので、こういった最悪の未来を回避するためにも
- 現在、契約社員として働いている
- 契約社員として働くか検討している
こんな方は是非、今回の内容を参考にしてください。
タップできる【目次】
企業が契約社員として採用する3つの理由
まず大前提として、企業が正社員ではなく契約社員として採用する理由は3種類あります。
①業務に慣れたら正社員として採用したい
②正社員登用試験をクリアしたら、正社員として採用したい
③労働力を安く確保したい
それぞれ深掘りしていきます
①業務に慣れたら
契約社員を「正社員までの試用期間」として活用しているパターンです
アルバイトの研修みたいなイメージをして貰えると、分かりやすいかと思います
このパターンの会社では
- 半年~3年ほど働いた(期間は会社次第)
- 人間性や職務態度に問題なし
などの簡単な条件を満たせば、ほぼ間違いなく正社員になることが可能です
②正社員登用試験をクリアしたら
このパターンは、正社員になれない人が結構出てきます。
正社員になるためには、「正社員登用試験」に受かる必要があり、この難易度は会社によってバラバラ。
更には、試験を受けるための条件として
- 在職期間3年以上
- 上司からの推薦が必要
- 営業成績が一定水準以上
などを設けている会社もあります。
「実力」に加え、「時間」「運」の要素も必要になるケースがあるので、正社員になれない人が多くいる傾向にあります。
③労働力を安く確保したい
このパターンの場合、契約社員から正社員になるのは”ほぼ絶望的”です
会社が契約社員をただの”労働力”としか見てないので、安い給料で契約ギリギリの5年まで使いつぶします。
相当に優秀でないと、その後に正社員として取り上げて貰えず、大抵は契約解除されますね。
また、会社としての体質にも問題があるケースが多いので、将来性も高くないイメージです。
契約社員が正社員に中々なれない2つの理由
そして、多くの契約社員が正社員になろうとしても、それが難しい理由が2つあります。
①雇用理由の割合
②人件費削減の対象
それぞれ解説していきます。
雇用理由の割合
先ほど企業の雇用理由として、以下3つをご紹介しました。
- 業務に慣れたら
- 正社員登用試験をクリアしたら
- 労働力を安く確保したい
で、残念なことに、この中で①は少数派なんですよね。
「正社員登用アリ」「正社員になるチャンス」と求人募集してても、実際に正社員になれるかは別の話。
100%鵜呑みにすると、痛い目にあいます。
人件費削減の対象
また、契約社員というのは、半年~1年ごとに契約更新を行います。
そしてその際に、企業には契約を更新する”義務”はありません。
なので、景気後退や業績不振の時は、ドンドン契約社員の首を切っていきます。
どの企業も、固定費の中で「人件費」はかなり大きな割合を占めますからね。
こういう不安定さがあるので、正社員になるどころか、職を失うリスクも大きいです
・正社員に退職者が出た
などの状況でないと、正社員になるのは中々難しいのが現実です
【悲報】5年ルールは機能していない
こう疑問を持つ方がいるかもなので、続いては「5年ルール」について解説します。
5年ルールとは?
実は少し前に、労働法が改正されました。
引用元:厚生労働省
契約社員という弱い立場で雇用されるのを防ぐために、契約期間を最大で5年と決定。
「それ以上働かせたいなら、無期雇用契約にしろよ」としたわけです。
【勘違い】正社員になれるわけではない
ここで勘違いしてる人が多いんですが、労基法では“無期雇用契約”と定めてるんですよね。
つまり、必ずしも正社員になれるわけじゃありません。
正社員登用してくれるならいいですが、そうでない場合は、契約社員と変わらない条件のまま。
待遇が良くないまま永遠と雇用され続けるので、むしろデメリットしかありません…
正社員になるための3つの方法
・正社員登用試験+αという条件
・そもそも正社員登用する気がない
・契約社員を5年続けても、ただ無期雇用になるだけ
以上3つの理由で、契約社員から正社員になれない人が多いです。
では、どうすれば正社員になることが出来るのか?
この方法を3つご紹介します。
①正社員登用率が高い会社で契約社員
まず一つ目は、「契約社員から会社員になる方法」です。
この方法で最も重要なのは、正社員登用率を事前にしっかりとリサーチすること。
方法は2つあります。
・企業の公式HPから過去の正社員登用率を調べる
・「転職会議」などの企業口コミサイトで、過去に働いていた人の話を見る
とはいえ、正社員登用率が高い企業でも、業績悪化によって突然解雇されるリスクはあります。
契約社員を選択する場合は、このデメリットもしっかりと把握しておきましょう
②未経験OKな会社の正社員を狙う
こう思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
むしろ、景気が良いから猫の手でも借りたいというケースも少なからずあります。
この場合はかなりラッキーで、就職してスキルを身に着ければ、自分の市場価値がUP。
そこでまた転職すれば、年収UPを狙えます。
とはいえ、勿論ブラック企業の可能性もあるので、こちらも転職会議などの口コミサイトを利用して、情報収集はしておくべきです。
また、転職サイトだけでなく、転職エージェントも活用しましょう。
未経験の転職支援に強いサイトを4つ載せておくので、転職活動する際は利用してみて下さい。
転職サイトと転職エージェントの違いは別記事にて解説しています
③資格やスキルを身に着けて転職活動する
これは少し時間がかかるパターンですが、長期的にみたらオススメです
ex)
・ユーキャンなどを利用して資格を取得
・プログラミングスクールでエンジニアを目指す
時間や労力はかかりますが、正社員になれる確率は大きく上がりますし、年収UPも狙えます。
エンジニアが圧倒的に不足しているので、市場価値はドンドン上がっています
どうせ3~5年契約社員として過ごすなら、その期間を将来のために費やした方が賢いですよね。
自己投資をしてスキルを身に着け、正社員として転職。
正社員として就職して実務を経験した後は、将来的に「独立」することも可能になります
※資格は役に立たないものも多いので、その見極めは必要
ちなみに僕は、ブログやYouTubeを副業としてやることで、マーケティング、ライティング、コンテンツ作成、動画編集など様々なスキルが身につきました。
そのおかげで、webマーケティングの会社からスカウトが来たりもしています。
【まとめ】基本的に契約社員はオススメしない
僕自身、契約社員として働いているので分かりますが、基本的に契約社員はオススメしません。
主な理由
・いつクビになってもおかしくない
・無期限雇用になっても将来性はない
・正社員と明確に立場の差がある
・社会的信用の低さ
なので、このまま僅かな可能性を信じて正社員を目指すのは辞めましょう。
将来のために、今すぐ戦略的に行動を始めるべきです
そして、改めての紹介になりますが、手段は3つあります
契約社員として就職
転職会議などの口コミサイトを活用しつつ、正社員登用率を調べる
転職エージェントを活用
未経験の正社員就職に強い以下4つを活用する
資格やスキルを身につけて転職
特にエンジニアは不足してるので、今がチャンスです。
・ユーキャンなどを利用して資格を取得
・プログラミングスクールでエンジニアを目指す
個人的には、まずは転職エージェントを利用してみるのが良いかと思います
上手くいけば3か月~半年で正社員として転職できるかもですしね。
未経験でもとりあえず就職してしまえば、自ずとスキルはついていきます。
登録も利用も無料なので、ぜひ一度試してみて下さい。
情報収集先としても、かなり役に立ちます!
ということで以上、「契約社員の大部分が正社員になれない2つの理由【現実は厳しいです】」でした
無事、正社員になれるのを応援しています。