どっちの働き方を選んだ方がメリットがあるのか知りたい
こんな疑問に回答していきます。
本記事の内容
・契約社員と派遣社員の違い
・労働法改正で具体的にどんな待遇改善があったのか
・不景気の時にどんなデメリットがあるか
・今後、正社員として働くにはどうすればいいのか
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、現在、契約社員として実際に働いています。
身の回りには派遣社員もいるので、現在進行形で契約社員と派遣社員の働き方を実感しています。
今回は、契約社員と派遣社員の違いについて解説していきます。
また、記事後半では契約社員から正社員への転職についてもご紹介します。
それなら自分が正社員になればいいのでは?
間違いなくこんな疑問を持つと思いますが、実は、僕自身はいつでも正社員への転職が可能です。
副業でやっているブログやYouTubeが忙しいので、なるたけ副業の時間を確保するために、今の働き方を選択しています。
なので、これから契約社員、もしくは派遣社員として働く予定だけど、いずれは正社員として働きたい!という方は、記事後半まで読み進めて下さい。
では、解説に入ります。
タップできる【目次】
契約社員と派遣社員の違い
まず最初に、こちらの表をご覧ください。
契約社員と派遣社員の特徴をまとめてみました。
契約社員 | 派遣社員 | |
---|---|---|
給料 | 月給 | 時給 |
昇給 | ほぼなし | ほぼなし |
交通費 | あり | ほぼなし |
ボーナス | 会社による | なし |
退職金 | ほぼなし | なし |
雇用主 | 勤務先の会社 | 派遣会社 |
雇用期間 | MAX5年 | MAX3年 |
契約更新 | 6か月~1年ごと | 3か月ごと |
残業 | あり | なし |
契約社員の特徴
契約社員は、勤務先の会社との直接雇用なので、正社員登用までの試用期間というイメージが強いです。
月給制ですし、有給や交通費支給もありますからね。
なので、仕事中の扱いは正社員とほぼ同じです
ただ、ボーナスがないor少ないので、正社員と比べると年収面で差がつく場合がほとんどです。
また、会社によってはそこまで契約社員のスキルアップを支援する体制が整っていないケースもあります。
人材業界最大手「リクルート」の営業職は、約50%が契約社員と言われていますが、スキルアップ制度が整備され、定期的に正社員登用試験が行われています。
なので、自分の努力次第で正社員になることが可能。
一方、僕が働いている某テレビ局の系列会社は、そういった試験はなく、働いている年数で正社員にランクアップされます。
なので、こういった会社に入社すると、個人的に頑張らない限りは将来性があまりないイメージです。
無理に努力しなくても、仕事に慣れるだけでいいので、ある程度のレベルで頭打ちになります。
派遣社員の特徴
派遣社員は時給なので、体調不良や不慮の事故があった時に、収入が無くなってしまうという不安があります。
また、「単純な労働力」と見られる傾向が強く、中々スキルアップに繋げるのは難しいのが現状です。
派遣社員のメリットとしては、勤務先との直接雇用ではないので、不当なサービス残業やパワハラなどがありません。
発覚した場合は、勤務先の会社と派遣会社で結ばれている契約を違反することになりますからね。
【悲報】契約社員も結局は不安定
契約社員と派遣社員の違いはこんな感じです。
で、どっちがオススメかと言うと「契約社員」なんですが、結局は契約社員も安定してないんですよね。
労働法改正による5年ルール
引用元:厚生労働省
この法改正が行われる前は、「契約社員」という雇用形態についてこんな悩みがありました↓
- 契約社員は社会的に弱い立場である
- 継続的に契約社員という弱い立場で、継続的に雇用され続けるリスクがある
- なので、制限期間を設けて、契約社員を守りたい
こういった背景があったので、この法改正によって契約社員の期間が「最大で5年まで」と定められました。
※5年を過ぎると無期雇用契約になるだけで、正社員になるわけではありません。
しかし、これにはデメリットも…
この法改正は一見すると、契約社員を守っているように見えます。
が、企業からすれば、「その契約期間であればいつでも契約破棄してOK」と考えることも出来ます。
なので、「契約を切られて、転職活動せざるを得なくなった」という話も結構聞きます。
業績悪化の時に真っ先に首を切られる
また、派遣社員と契約社員には、「会社の業績が悪化するとアッサリ解雇されてしまう」というリスクもあります。
固定費の中で、人件費はかなりの割合を占めますからね。
「不当解雇」にならないように、契約期間終了までは給与を支払う条件で契約解除します
実際に、この記事を書いている現在は、コロナウイルスが大流行し、このリスクに直面している人が沢山出てきてます。
契約社員の場合は、契約解除されたとしても、契約満了までの給料は保証されているのでまだ良いですが、派遣社員は悲惨ですよね。
時給なので、働かないとお金が貰えません。
あ…あかん。
おいらの耳にまで、派遣社員・契約社員の4月以降の雇い止めの情報が入ってきた。景気に加えて、テレワークとセットで働き方の大幅改善を行ったところ「別にいなくても良くね?」という判断が多発しているらしい。
— らくからちゃ@コシフリスト (@lacucaracha) March 9, 2020
非正規仲間からの報告。契約社員、派遣社員が混在する職場。休憩室で管理者がランチを食べながら「契約の貴方たちは大丈夫よ。真っ先に切られるのは派遣。だってそのための派遣でしょ」と言いのけた。みんなで心凍った…。https://t.co/Q2LGw18ahd
— 見留 洋子 (@EtobicokeYm) March 9, 2020
自分の周りの派遣社員や契約社員、それなりの人数がリストラになるっぽい。短期間で一気に経済的な雰囲気が悪化したの実感するわ。新型肺炎対応も妥協点を探す方向に舵を切らないと暮らしていけない人が大量に出るぞ…。
— ナナレイン (@NaNaRain7) March 5, 2020
在宅ワークをやってみたら、「なんだ、あの人、いなくても大丈夫じゃん!」と3月末でちょうど契約期限が来る派遣社員や契約社員の契約が延長されない事態が増えたりして。
— ニコ (@canonico007) March 2, 2020
派遣社員、契約社員の方であれば年収が圧倒的に低いため、
今後ますます生活を圧迫されていく現実— 反社畜のススメ (@Sarary69St) March 4, 2020
業務委託契約社員も在宅勤務できるようになり、出社してるのはついに派遣のみになった。
派遣が社員の在宅勤務申請してるのに派遣社員は認められないって。
人間として扱われないことがよく分かった人いっぱいいるだろう— 雪ヶ谷@派遣社員 (@kGaRO35cXQs0KHA) March 8, 2020
契約社員はともかく、派遣社員はテレワーク無理では?
テレワークできる内容なら、派遣ではなく業務委託になると思う。— m_sad (@m_sad) March 9, 2020
仕方なく(やむを得ない事情により)派遣社員してるのだけど、コロナのせいで時短勤務にさせられていて、要するに生活苦〜(ノ∀;`)
今からだと年齢的に正社員は無理だし、契約社員ですら難しいからちょっと泣いちゃう。— SITA🇯🇵💘🇮🇳 (@sitalovesindian) March 8, 2020
知り合いの2つの会社から同じ相談が。
コロナの影響で売上悪化。
契約社員から人員整理に入る。
障害者や派遣社員、パート社員に転職先を見つけてあげれないか、とのこと。
社長も必死だ。
全力で協力することを約束しつつも、やるせない気分が続いている😔
— キャリアート/『障がい者(障害者)専門』の就職・転職支援 (@CareerArt_) March 3, 2020
もちろん、今回のような世界的に流行するウイルスは稀です。
が、今後別の理由で会社が業績悪化する可能性は、十分にあり得ます。
ex)汚職、商品トラブル、事故
なので、「突然仕事を失う」という最悪なリスクを少しでも下げるために、続いては契約社員から正社員になる方法をご紹介します。
契約社員から正社員になる3つの方法
契約社員から正社員になる方法は3つです。
①正社員登用率が高い会社で契約社員になる
②未経験OKな会社で正社員になる
③自己投資して市場価値を高める
それぞれ解説していきます。
1.正社員登用率が高い会社へ転職
先程も説明しましたが、以下2つは会社によって違います。
①契約社員から正社員になる条件
②契約社員から正社員にどれくらいの割合でなれるか
僕が勤めている某テレビ局の系列会社は、試験ではなく「期間」で正社員になれます。
大体、3年くらいですかね。
なので、問題を起こさず真面目に働いでいれば、いずれは正社員登用されるわけです。
一方で、先ほど紹介したリクルートの場合は、正社員登用試験があるので、それに受かるために努力が必要。
また、極端に悪質な会社を例に挙げると、「正社員登用あり」で契約社員の求人を募集しているものの、実際は10~20人に1人程度しか正社員にしないケースもあります。
なので、こういった悪質な会社に入社しないためにも、そして、正社員になりやすい会社に入社するためにも、正社員登用率を調べてから契約社員として就職すればいいわけです。
正社員登用率は「転職会議」などの企業口コミサイトで調べられるので、この情報を元に求人応募する会社を決めればOK。
契約社員という雇用形態なので、正社員就職よりも難易度は低いですしね
ちなみに、この場合は沢山の求人から吟味する必要があるので、↓のような保有求人数が多い転職エージェントや転職サイトを活用すると良いです。
転職サイトと転職エージェントの違いについては、別記事にて解説しています。
2.未経験OKの正社員求人を狙う
「未経験OK」となると、「人手不足」「離職率が高い」「単純作業」などの悪いイメージを持ちがちですよね。
確かに、悪いイメージ通りの企業が多いのは事実です。
が、実は「未経験OK」ってチャンスだったりするんですよ。
こういった求人の中には、景気が良すぎて人手が足らず、猫の手でも借りたいという企業もあったりします。
「会社を辞めたい20代が異業種へ転職して年収を上げる方法」という記事で解説していますが、転職して年収を上げるには、景気が良い業界への転職が必須です。
同じ営業職でも、食品サンプルと不動産では年収が違いますよね。
仮に能力が同じくらいだとしても、働く環境によって給料が変わります。
なので、未経験OKで募集している会社が、景気が良い業界であり、「転職会議」で調べても口コミが悪くなければ、応募してみましょう。
こちらも先ほど紹介した4つのサイトがオススメです。
また、未経験からの正社員転職に特化した転職エージェントもあるので、そちらも併用すると更に効果的です。
個人情報の打ち込みなどで、登録作業を面倒臭く感じると思うので、余裕があれば登録してみて下さい。
3.自己投資して市場価値を高める
最後の方法は、時間はかかるんですが、一番オススメの方法です。
ちなみに、僕自身が今すぐにでも正社員転職出来る理由はこれです。
副業を頑張ることで沢山のスキルが身につき、市場価値が大分上がりました。
一つの会社でコツコツと定年まで、って時代は既に崩壊してますよね。
転職活動をするにせよ、独立をするにせよ、
日々の自己アップデートは必須。日本人のほとんどは勉強なんかしないんだから、それだけでイージーモードですよね😌
なぜこれに気付いてない人が多いのかが不思議でしょうがない、、
— ハチ | ブログで脱サラ (@eito2778) November 18, 2019
ツイートの通りなんですが、日本人の会社員は、本業以外では全く勉強をしません。
1日平均で7分という統計があるくらいなので、毎日30分の自己投資を継続するだけで勝てるイージーゲームです。
具体的に何をやれば良いの…?
もしかしたらこう思うかもですが、特に難しく考える必要はありません。
最初は、読書でも良し。語学でも良し。
まずは徐々に慣れていきましょう。
慣れてきたら、自分の興味がある業界の資格をユーキャンでとればOKです。
資格を持っていれば、実績がなくても、最低限のパフォーマンス(知識)を保証できますからね。
ただ、やりたい仕事が特にないんですが…
もちろん、こういう方も大勢いらっしゃると思います。
こんな時は、現在進行形で伸びている業界のスキルを身につければOK。
たとえば、YouTubeが伸びているから動画編集を学んでみるとかですね。
特に一番オススメなのは、プログラミングです。
現代のビジネスは全てがITなのにも関わらず、エンジニアが圧倒的に不足しているので、需要がかなり伸びています。
テレワークもできるし、独立も目指せるので、スキルとしては破格だと思います。
文系でも問題ないので、興味があればプログラミングスクールの無料カウンセリングを受けてみると良いです
\自宅でオンライン説明会/
もちろん、これはあくまで参考例なので、他のスキルを学んでもいいし、僕のように副業をしてもOKです。
ただ、副業をする場合は、かなりの時間と労力と根気が必要なのは覚悟しておきましょう。
副業を1年継続して、更に、月5万稼ぐレベルまで到達できる人は、おそらく5%くらいだと思いますので。。
ということで、以上「契約社員と派遣社員の違いを解説【2020年以降どっちがオススメ?】」でした
本記事ではいくつかの方法を紹介しましたが、どれでも良いので試しに何か行動をしてみて下さい。
満足いくワーキングライフを手に入れられるよう、応援しています!